人気ブログランキング |
ブログトップ

札幌便り

fromsappor.exblog.jp

北の街に暮らし、目にした事・思った事を写真をまじえて綴ります

木彫り熊の話

11月3日

北海道土産としてお馴染みの熊の木彫り
我が家にも30数年前かぐや姫さんの新婚旅行土産で頂いた物があります

今日テレビで その熊の木彫りにまつわる興味深い番組を見ました
HTB(北海道テレビ)の開局40周年記念番組で道外では放送されていないと思うので
あらましをかいつまんで書きたいと思います

「カムイの夜明け」と言う番組で俳優の宇梶剛士が「木彫り熊」のルーツを辿って行くのですが そこでまず出てきたのが 名古屋の徳川美術館
以前住んでいた家のすぐ近くで何度か行った所
「エーッ  どうして北海道の「木彫り熊」と名古屋が・・・・」
思わずのめり込んでしまいました

北海道で彫られた一番初めの熊は道南の八雲町と言うところにありました
手のひらに乗る小さいもので可愛い顔をして鮭はくわえていません 
隣に手本となったスイスの熊の木彫りが並んでいます

なぜスイスの熊の木彫りが?

八雲町は1878年(明治11年)尾張藩主徳川慶勝により 
旧臣授産の道を開こうとこの地に藩土を移住させ開拓が進んだ所です
(ここで名古屋と繋がってきました)

徳川美術館館長の話から この「木彫り熊」は19代当主の徳川義親が
大正10年ヨーロッパを旅行した際持ち帰ったもので
冬の八雲での生活の助けとなるよう普及を図った物とわかります

宇梶剛士はこの第1号の熊の写真を持ってスイスへ行き
ブリエンツで義親が買い求めたものとほぼ同じ物を探し出します 
それはスイスの農民が冬期間の収入を得るために作られたものでした

こうしたストーリーがスイスの美しい風景の中で展開していきました

そして八雲の人達が作り始めたものをアイヌの人が見習い
彼らの生活を支えてきました 
今では素晴らしい民芸品として熊やフクロウなどの作品を見ることが出来ます

最近あまり人気の無い「木彫り熊」ですがこんな歴史があったなんて―― 
もう一度出してきて飾ってみましょう
by sakurasou21 | 2008-11-04 16:47 | 暮らし